今回は石川和男さんの「仕事が速い人はこれしかやらない」を紹介します。
仕事が速い人と遅い人の違いを明確にし、効率よく成果を出すための7つの原則を解説します。
仕事が速い人と遅い人の違い
仕事が速い人と遅い人の違いは、注力すべき仕事を見極め、その仕事を最速で片付ける能力です。膨大な仕事の中から優先順位の高いものを見つけ出し、効率よく片付けることが大切です。そして、そうでない仕事はうまく人に任せる能力も必要です。
石川和男さんの背景
石川和男さんは現在、建設会社の総務経理、大学の非常勤講師、セミナー講師、時間管理コンサルタント、税理士と、5つの仕事をこなしながらも定時退社を実現し、プライベートも楽しんでいます。しかし、彼にも過去には連日深夜まで残業する日々がありました。そんな彼が、効率を極限まで高めて人生を取り戻した方法が本書で紹介されています。
仕事が速い人の3つの原則
1. 仕事が速い人は5秒で動く
仕事を始めるのが面倒に感じることは誰にでもありますが、「5秒ルール」を活用しましょう。頭で考える前に、「3、2、1、GO」と心の中でカウントダウンして行動を起こすのです。これにより、先延ばしにする言い訳を考える時間をなくし、作業興奮を引き起こします。
2. 仕事が速い人は動きながら考える
多くの人は準備に時間をかけすぎてしまいますが、実際にやってみないと本当の問題点は見えてきません。動きながら仮説を立てて検証することで、真の問題点を見つけ出し、効率的に対応することができます。
3. 仕事が速い人は他人の時間を上手に使う
自分の時間を増やすためには、他人の時間を有効に使うことが重要です。自分がやるべきでない仕事はどんどん人に任せて、正当な報酬と成果を提供することで、win-winの関係を築くことができます。
作業効率が劇的に上がる3つのテクニック
1. 重要な仕事は朝イチでやらない
朝はまず仕事モードへの切り替えを行い、簡単なウォーミングアップから始めましょう。重要な仕事を朝一でやると挫折する可能性が高いので、まずは簡単なタスクから取り組み、徐々にエンジンをかけていきます。
2. すべての仕事は15分で区切る
ポモドーロテクニックを応用し、15分間集中して1分間休憩するサイクルを取り入れます。これにより、集中力をキープしながら効率的に作業を進めることができます。
3. 自分の予定を最優先する
自分との約束をスケジュールに組み込み、他の予定に流されないようにしましょう。周りに宣言することで、周囲の人々もあなたの予定を尊重するようになります。
自分の時間が増える2つの習慣
1. 15分あればカフェに入る
短い時間でもカフェに入ることで、締め切り効果を利用して集中力を高めます。環境を変えることで、マンネリを防ぎ、効率的に作業を進めることができます。
2. 仕事が速い人と関わる
仕事が速い人たちと付き合うことで、自然と自分の仕事も速くなります。高いレベルの環境に身を置くことで、そのレベルが当たり前になり、自分のパフォーマンスも向上します。
まとめ
今回紹介した内容をすこしずつでも良いので今の自分に取り入れてみてください。
私は常に5秒で行動開始を意識するようになってからとても時間を有効活用でき、仕事のスピード感が何十倍にもなった気がしています。
本書ではさらに多くのテクニックが紹介されていますので、ぜひ手に取って読んでみてください。自分の時間を取り戻し、人生を充実させるための一歩を踏み出しましょう。